横浜市の京急線踏切で9月にあった衝突・脱線事故で、京急電鉄は12日、踏切内の異常を知らせる信号機を運転士が確認できる地点が、当初の説明よりも踏切寄りだったと発表した。京急は「安全上の問題はなかった」とする一方、再発防止のため内規を見直した。
事故では、踏切内に立ち往生した大型トラックと快特列車(8両編成)が衝突。トラックの運転手が死亡し、乗客ら70人以上が負傷した。
現場の踏切にある障害物検知装置が踏切内の車や人を検知すると、手前3カ所にある専用信号機が一斉に点滅して運転士に異常を知らせる。京急は当初、信号機の設置場所について「踏切から600メートル手前で目視できる場所」と説明していた。
ところが京急が詳しく調べると、カーブに遮られているため、実際に信号を確認できるのは570メートル手前だった。信号の設置場所の基準も、列車が最高速度の120キロから非常ブレーキで止まれる距離の517・5メートルにしていた。京急は「事故直後に確認が不十分なまま公表してしまった」と説明している。
気付いたのが570メートル手…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル